一旦荒れたお肌が、なかなか改善しない・・・。
化粧品が合わないせいなのかと思って、化粧品をつけるのを数日ストップしてみたけれど肌荒れはなかなかよくならない。
それなら原因は違う部分にあるのかと思い立ち、化粧品をつけるのを再開して睡眠や食生活、ストレスに気を付けたり・・・。
それでも肌荒れが改善しない。
このような経験をされている方は多いのではないでしょうか。
こうなってしまうと、一番原因として疑われるのは使用している化粧品。
直接お肌に付けるものですから、やはり直接原因のやり玉にあげられてしまいます。
ところが、最近の報道では必ずしも化粧品だけが原因ではないということが挙げられていました。
化粧品以外の隠れた原因の多くは、何と遅延性食品アレルギーなのです。
遅延性食品アレルギーとは、よくあるすぐに症状が現れるアレルギー症状とは違って数時間後から数日経過してから症状が出現するアレルギーのこと。
遅れてアレルギー症状が現れるため、その原因がとーってもわかりづらいのでアレルギー自体も見過ごされてしまうのです。
突然出現した肌荒れが、まさか数日前の食事が原因だなんてなかなか想像できないですよね。
そうとは知らず、化粧品が合わないのかしらとか、睡眠不足かしらとか、ストレスがたまっているのねとか、思い当たる節が多いほど本当の原因にたどり着くことができずに、なかなか肌荒れが改善しないという場合が非常に多いそうです。
なぜ遅延性食品アレルギーの症状が出てしまうのでしょう。
これは、美肌効果がある食品やダイエット効果がある食品などを中心に食べてしまいがちな人に現れやすいという、恐ろしい結果が出ています。
同じ食品ばかりをとってしまうと、その食品を分解・消化するにあたっての内臓のキャパを超えてしまい、アレルギー症状が起きるのだそう。
となると、偏食が多い人も要注意ということですね。
一部の食品が効果的だからといってそればかりな食生活ではなく、食品はバランスよく食べることを心掛けないと更なるお肌のトラブルが現れてしまうのです。
ところで、この遅延性アレルギーは食品だけではなく化粧品が合わない場合にも同様なことが言えます。
そう、化粧品の合わない症状が数日後に出現する場合もあるということです。
化粧品が合わないと感じて数日つけるのをやめてみても肌荒れが改善しない・・・となると、原因は化粧品ではなかったのでは?と考えてまた化粧品を付け続けてしまう・・・。本当はその化粧品で遅延性アレルギーを起こしているのに、その原因である化粧品をやめても遅延性のためにすぐには改善されないのです。
こうなってしまうと、完全に悪循環。
化粧品が合わないと感じて使用をやめて様子を見る期間は、2週間がよいとされています。ほんの数日では本当に化粧品が原因なのかがわからないばかりか、もし化粧品が原因であればさらに肌の状態を悪化させてしまうことになりますね。
どんな成分が自分の肌にアレルギーを引き起こすのかは誰にもわかりません。
なるべくお肌に優しい成分の化粧品を選びたいものです。