年齢乾燥とは?
年齢を重ねるたびに、何だか以前のスキンケアではしっかり保湿できていないのでは?と実感している方が多いようですが、これはあなただけの症状ではありません。
肌は加齢とともに乾燥しやすくなるものです。そして肌荒れへと変化していくのです。
これは何故なのでしょう。
肌のしっとり感とは、3つの物質が存在することによって生まれるもの。
その3つの物質とは、皮脂・細胞間脂質・天然保湿因子です。
皮脂は皮脂腺から分泌され、細胞間脂質は表皮細胞から現れます。天然保湿因子は血管から水分と栄養分がにじみ出てきて、脂質以外の成分を補給してくれます。
このうち、皮脂腺から分泌される皮脂については、ホルモンによってコントロールされているのですが、加齢によってホルモンの分泌量が減ってしまうことが分かっています。
そのため、個人差はあるものの女性は40~50代にかけて突然皮脂量が減少してしまうのです。
それ以外の2つの物質についても機能が低下することによって減少することがわかっています。
年齢乾燥+季節乾燥のダブルパンチ
さらに、秋~冬にかけて空気が乾燥する季節にはさらにその乾燥気味の肌から水分が蒸発してしまいます。
しかも、気温が低いことで皮脂や汗の分泌も減るために、一般的にも肌が乾燥しやすくなっていて、これが肌の保湿にとってはダブルパンチになってしまい肌荒れへとクラスチェンジするのです。
年齢乾燥はもう始まっているかもしれない
年齢乾燥は一般的には40~50代にかけて急激に現れるとされていますが、これはもちろん個人差がありますので30代から出現している場合もあるのです。
もしこれがもともと乾燥肌でさらに年齢乾燥が進んでしまっていたら・・・と考えたらちょっと恐ろしいですね。
そうとは知らずに、保湿を強化しないまま月日が経ってしまっては、もう後戻りができません。
去年の秋冬は大丈夫だったから、と思わずに、自分の肌の声をよく聴いてみましょう。
保湿したはずなのにすぐ乾いている、うまく浸透していない、などなどいろいろなサインが肌から出ているはず。
しっかりと肌の声を聴きとってあげましょう。あなたの肌を救えるのはあなたしかいないのですから。